態(ヴォイス)


  態(ヴォイス)・・・動詞に表現されている出来事をどの視点に立って見るかを区別する形式を指す。

ノジエールの態は全部で、能動態、受動態、使役態、自然態の四種類ある。

態は時制(テンス)の後に付属する。

能動態 受動態 使役態 自然態
現在 pa pap par pad
過去 py pyp pyr pyd
未来 pas pape pare pade


  能動態・・・「〜する」と言う能動的・積極的な動作を表す。

能動態の場合は時制の後に何も付かない。

Cy son no krais zfna'f da'a na pawse y'kyva rynt pieno. 僕のクラスのみんなは僕がピアノをうまく弾けることを知っている。

Cy son no krais zfna'f da'a na pawse y'kyva rynt pieno
彼らは(女含) 〜の中の 私の クラス 知っている 〜と言うこと 私が 〜できる 上手に 弾く ピアノ
人称代名詞 前置詞 人称代名詞 名詞 動詞 接続詞 人称代名詞 pa動詞(時制・法) 優詞 動詞 名詞

  受動態・・・「〜される」と言う受け身・被害を表す。

Na pap zfna'f da'a na pawse y'kyva rynt pieno bj cf son no krais. 僕はクラスのみんなに僕がピアノをうまく弾けることを知られる。

  使役態・・・「〜させる」という使役を表す。

Na par zfna'f da'a na pawse y'kyva rynt pieno cl son no krais. 僕はクラスのみんなに僕がピアノをうまく弾けることを知らせる。

  自然態・・・「〜える」という自然的表現をする。

自然態は無主語文に使われる。

Pad rein srqna'. 雨が降る(降える?)。

下の文は一見、自然態のように見えるがこれは能動態の自然法である。それは出来事の主体がNa(私)にあるからである。

Na pad ufnatt smy'ky'r montenl'd. 僕には大きな山々が見える。

Pad zfna'f da'a na pawse y'kyva rynt pieno cl son no krais. クラスのみんなに僕がピアノをうまく弾けることが知れわたる。

上の文も主語が前にきていないが、
Cy son no krais pad zfna'f da'a na pawse y'kyva rynt pieno. クラスのみんなは僕がピアノをうまく弾けることを自然的に知る。
と言い換えられる。よってこの文も能動態の自然法である。

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