名詞の格・格冠詞
格・・・名詞の働きを示す。
ノジ語の格は人称代名詞と同じく、主格、対格、属格、与格にわかれ、格冠詞が使われる。
格冠詞とはドイツ語の定冠詞と似ていて前置詞の用法で名詞の前に置かれる。
主格・・・主語に使われる。日本語の〜は、〜がにあたる。
ドイツ語での主格は名詞の前に(der,die,das)が置かれるが、ノジ語の主格(ha')は無くてもわかるので省略される。
Kfc bynm hwssy. 猫は魚を食べます。
対格・・・目的語に使われる。主に〜をにあたる。
Na tqnci hu' Engre'r hqb re. 私は彼に(の為に)英語を教える。
tqnciという動詞は[ hu' ]を要求する。動詞が対格か与格のどちらを要求するかは、動詞を覚えるときに一緒に覚えればよい。
Na |
tqnci |
hu' |
Engre'r |
hqb |
ru |
私は |
教える |
〜を |
英語 |
〜のために |
彼を |
人称代名詞 |
動詞 |
格冠詞 |
名詞 |
前置詞 |
人称代名詞 |
与格・・・目的語に使われる。主に〜ににあたる。ノジ語の与格(he')は無くてもわかるので大体は省略される。
Ra sos mlnt co min'i. 彼は良くその少女に会う。
この時目的語の前には与格[ he' ]が置かれるはずだが動詞によって要求する形があり、mlntは与格を要求すると決まっているので格冠詞は省略される。
Ra |
sos |
mlnt |
co |
min'i |
彼は |
良く |
会う |
〜に |
その |
少女 |
人称代名詞 |
副詞 |
動詞 |
人称代名詞 |
名詞 |
属格・・・所有関係を表す。日本語の〜のにあたる。
[ ho' ]が使われる。英語のofのようなもので全て後置である。
Ytl py tocia'no ho' co men. 父はその子供の先生だった。
Ytl ho' co men py tocia'no. その子供の父は先生だった。
前者はその子供の所有は先生にかかっている。対して後者は父にかかっている。
Ytl |
py |
tocia'no |
ho' |
co |
men |
父は |
〜だった |
先生 |
〜の |
その |
子供 |
名詞 |
pa動詞 |
名詞 |
格冠詞 |
人称代名詞 |
名詞 |
Ytl |
ho' |
co |
men |
py |
tocia'no |
父は |
〜の |
その |
子供 |
〜だった |
先生 |
名詞 |
格冠詞 |
人称代名詞 |
名詞 |
pa動詞 |
名詞 |
音声を聞く
『ノジエール図書室』 実用例 文字 文法 学問 辞書 BBS リンク
←文法へ