代名詞


人称代名詞は前に述べたが、代名詞とは名詞の一種として分類され、名前からわかるように名詞の代わりをする品詞である。

  再帰代名詞・・・再び自分に返ってくるように意味する代名詞である。

ノジ語の人称再帰代名詞は、それぞれの人称代名詞の語尾に-domが付く。

Gy pywse spqnk q'ri' gydom. 君たちは君たち自身だけで教える事ができた。

q'ri'→〜だけで(前置詞)


  所有代名詞・・・そのものの所有を示す。

ノジ語の人称所有代名詞は、それぞれの人称代名詞の母音の部分が-ыkに帰られて作られる。

Ca pa kwk. それは君のものだ。


  指示代名詞・・・記憶や文脈からそのものを指して言うときに使われる。

   物体 位置
近称 zis tis
遠称 zas tas

Zas pa pom. あれはリンゴだ。

Tis pa Engri. ここはイギリスです。


  疑問代名詞・・・そのものが何かなどを問うときに使われる代名詞。

   正体 時制 場所 選択 所有
有生 vaza(誰) - - vazo(どっちの人) vaze(誰の) vazi(何人の)
無生 voza(何) vozu(いつ) vozy(どこ) vozo(どちらの) voze(何のもの) vozi(どのくらい)

ノジ語の疑問代名詞を使う疑問文は、普通の疑問文の先頭に置かれ意味を表す。その時、英語のように位置が動いたりしない。

Vozy tis pu? ここはどこですか。

Voze ca pu koni'g? それはどんな本ですか。
vozeは主に形容詞を求めます。

Vaze ka pfr pqnt? あなたは誰を怒らせたの?
Na pfr ra. 私は彼を怒らせた。

返事は普通にするが動詞が省略される事が多い。

量 Vozi ra pu mnca? 彼はどのくらいの歳(何歳)ですか?
正体 Voza ra pu mnca? 彼はどのくらいの歳(何歳)ですか?

どちらも日本文では同じだが答え方が違ってくる。

量の方は、大体の歳を指す。例えば、少年、老人、大人、赤ちゃん。などだ。
正体の方は、実際の年齢を指す。例えば、13歳、78歳、20歳、0歳。などだ。

上の例文に答えると。

量 Ra pa min. 少年です。

正体 Ra pa 13(onez-sre). 13歳です。


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